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千葉大学医学部 解剖ラウンジ完成


弊社で設計(※)を担当させて頂きました、千葉大学医学系総合新棟クリニカル・アナトリー・ラボ(CAL)のラウンジが完成しました! CALは医学生の他、附属病院や全国・世界中の医師が 御献体を通じて手術トレーニングを行う施設です。

様々な制約がある実習施設であり、インテリアの装飾を施すことは通常かなり困難ですが、この度、パッションある先生(解剖学医&整形外科医)からの御依頼でCALラウンジの演出が実現しました。 . . . 本番の手術は基本的に患者1人につき1室で行われますが、この施設は、御献体によってトレーニングを行う日本最大級の施設だそうです。(確かに、いきなり本番というわけにも、練習はVRやマネキンだけというわけにもいかないことに今更気が付きました)

この度、ラボの顔であるラウンジを無機質な実験室や会議室の延長ではなく「祈りの空間」「ラグジュアリーな落着き感ある場所」にしてほしい、とご依頼頂きました。

千葉大のスクールカラー「ガーネット色」をアクセントカラーにデザインさせて頂きました。

建築設計の学生の頃、恩師に建築は人々の生死を祈る宗教建築に端を発すること、人の生死を真剣に捉えられるようならないとよい建築家にはなれないと、よくいわれていたように記憶しています。今回は特にそのことを肝に銘じ、50㎡程度の小さなラウンジですが、1年半あまりの時間をかけて真摯に空間と向き合わせて頂きました。(MN)


(※)施主工事/FF&E設計。FF&E調達代行もさせて頂きました。

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